酔い潰れてる夫の横で不倫デビュー

旦那を嫌いなわけじゃない。
ただ、そういう対象に思えないだけ。
もうずっとセックスレス。
でも自分に性欲がないわけじゃないことは自覚してる。
欲情する日もある。
抑えきれなくて自分で触れる日もある。

何か言われたわけでも、言葉で口説かれたわけでもない。
嫌いじゃないけど、そんなに大きく好感を持ってもなかった。
ただ、いつもよりほんの少し気分のいい夜で、アルコールに鈍った思考すら心地いい日で、ほんの少し欲情してる日だった。
だから後頭部に回された手に抵抗せず、キスをした。
無言のまま口の中に入ってくる彼の舌が、私の舌や歯を刺激するのをずっと感じていた。
少し触れたので舌を出すと、少し強く吸われたのも気持ちよかった。
30分くらい、ゆっくりと、優しく、強く、激しく、ずっとキスしてた。
彼の指は私の全部に触れたし、彼の手が私の手をズボンのチャックから飛び出たオチンチンに誘導したのも受け入れていた。
根元がすごく太いなって思いながらキスしてると、クリトリスを触っていた彼の手が頭の後ろに回り、引き寄せてきた。
驚いて体に力が入って一瞬だけ固まったけど、彼が手の力を緩めなかったのでそのまま頭を下げていった。

私が感じたのは嫌悪感やリスクじゃなかった。
ゆっくり近づいてくるオチンチンに、大きくなってる、熱そうって思っただけ。

(先からお汁が出てる・・・)

そう思いながら口を開けた。
彼は私の首を優しく持って、ゆっくり私の頭を上下させた。
私はオチンチンの根元を左手で掴みながら口の中で舌を動かした。
小さく呻くのが嬉しくて、鼻や顎に自分の唾液が付くのも気にならなかった。

挿入は寝室に移動してからだった。
だってあなたはソファで寝続けていたし。
リビングのテーブルは鍋とお酒で溢れていたし。
ベッドの方に押されて、私が先に横になった。
彼は服を脱ぎながら私を見下ろしていた。
すごく興奮した顔をするから、彼を見上げながら足を開いた。
コンドームのことなんて思いつきもしなかった。

(彼、剥けてるの知ってた?)

男同士だから知ってるかな。
やっぱり剥けてない人より時間が長いんだね。
知らなかったよ。
たぶん、少しだけど、あなたより長いわ。
で、ものすごく根元が太い。
一番奥に入ってくるたび、彼の体重を感じるたび、ものすごく気持ちよかった。
ものすごく感じた。
ものすごく良かった。

最初は正常位だったけど、途中からベッドの端に彼が腰掛けて座位になった。
ずっとキスしていた。
汗まみれになった。
たぶん2回くらいイッた。
そして抱きついたまま、彼がイッた。
でも、そのままキスし続けた。
彼が出した瞬間もイッたかも。

彼が両手を後ろについたから、立ち上がった。
もう小さくなりかけてたけど、それでも大きいと思った。
根元に白い泡がいっぱいこびりついてて、それがタマタマの裏まで垂れてて、いやらしいなって思いながら彼の足の間で跪いた。
舌で泡を全部舐めとってると彼が少し呻いたので、また嬉しくなって音を立てながら泡を吸った。
彼が右足をベッドに上げたから、タマタマの裏側まで舐めた。
彼が左足もベッドに上げたから、人生で初めてお尻の穴を舐めた。

もう大きくなったオチンチンを舐めて、口に含んで舌の先で刺激してたら、彼が私を起こした。
導かれるままベッドによじ登ると彼の手が私を止めたので、私は四つん這いのまま彼が立ち上がり、私の後ろに回るのを待ってた。
腰を掴まれて挿入された。
すっごい気持ちよかった。
さっきより乱暴で、パンパンって音が鳴ってた。
ベッドに顔を押し付けながら思いっきり喘いだ。
バックでイッたのなんて初めて。
あなたとはイカない日のほうが多いのに、彼は1回イッただけで3回か4回イッた。

体に力が入らなくなって、彼がピストンをやめて私の腰を左に振らせた。
私は仰向けになって彼を待ったけど、彼が立ったままだから、どうしたらいいかわからず彼を見上げた。
彼はすごく興奮した顔で私を見てた。
それを見て、私は最初の挿入の時のように自分から足を広げて彼を見上げた。
わからないけど、そうしなきゃって思った。
そしたら彼が私の足の間に来て、私を抱き締めながら挿入した。

彼が射精して、私が舐めて、また射精して、それから2人で横になった。
キスをした。
お互いに乳首を舐めた。
彼の脇とか首も舐めた。
乳首を舐めて、お腹を舐めて、オチンチンを舐めた。
彼がゆっくり腰を突き上げたから、そのまま固まったら、ピストンが速くなった。

「苦しい?」

ピストンを止めて彼が言った。
私はオチンチンの先を吸ったまま首を振った。

「もっと激しくするよ」

見上げるとオチンチンが口から出た。
お腹にベタってついた。
見上げた彼がすごく興奮した顔をしてたから、私はオチンチンの先を口だけで咥えて、また固まった。
彼が私の口の中でピストンした。

明後日の金曜日、またホームパーティだね。
あなた、また彼を呼ぶんだね。
で、またいつもと同じように、1人だけ酔い潰れるんでしょ?
たぶん気づかないだろうけど、私、ずっとノーパンでいるよ。
いつもと同じように缶ビールを飲んでるあなたを見ながら、いつもと同じようにキッチンに入るよ・・・。