痛みすら気持ちよく感じるほど喘いでいました

最初は旦那の浮気に対する復讐のつもりでした。
何度も喧嘩をして、何度も無視しあって、泣いて怒って、疲れ果てた後に思いついた、ただの復讐のつもりでした。

相手は誰でもよかったし簡単に見つかりました。
『不倫』というキーワードで検索したサイトにプロフィールを登録した直後、何通ものお誘いが届きました。
一番最初に来たメッセージに返信すると、その人は単刀直入に要求を書いてよこし、現実味がないほど簡単に2時間後の待ち合わせが決まりました。

待ち合わせ場所に着いて、携帯で服の色や特徴を書いてメッセージを送ると、スーツ姿の男性が近づいてきました。
おそらく10歳くらい年上だろうその男性は、少しいやらしい笑顔で私のニックネームを呼びました。
それほど背の高くない、メタボリックな体型の男性でした。

手を引かれて路地を歩き、そのまま一直線にホテルに入りました。
ゲートをくぐる時も、彼が部屋を選んでいる間も、エレベーターの中も、私たちは無言でした。
ただ心臓が痛いくらい激しく鼓動しているのを感じていました。

彼はライトが点滅している部屋の扉を開けて、私を先に部屋に入れました。
靴を脱ぐために振り返ると抱き寄せられ、口の中に舌を入れられました。
彼は私の口の中を舐めながら荒々しく服のボタンを外されていき、私は腰のスカート以外は全て肌蹴た格好になりました。
肩紐をズラされてブラが引き下げられると、彼の舌が私の口から乳首に移動しました。
右の乳首を執拗に舐められる感触を感じながら、(そういえばこの人はなんという名前だっただろう?)と思ったのを覚えています。

彼はブラのホックを外しながら舌を左の乳首に移し、両手を使ってスカートのチャックを下ろし、ストッキング越しに私の敏感な部分を指を押しつけるように愛撫し始めました。
その頃には私は声を上げ始めていました。
もう彼の名前がなんだったかも気にならなくなっていました。
口の中に入ってくる舌を吸い、引き寄せられるまま胸を突き出し、ストッキングの中に入ってくる指を受け入れました。
目を開けると、彼が怖い目で私を睨んでいました。
私の手を引きながら荒々しく肩で息をしていました。

部屋に入ると真ん中に立たされ、何をしていいかわからないでいる私の姿を睨みながらネクタイを緩めていきました。
彼はネクタイを床に落とすと、私の体を片手で引き寄せ、また舌を私の口の中に入れてきました。
反対の手の指は、全裸になった私のクリトリスに直接触れました。
今まで誰にもされたことがないほど強く、まるで押し潰されそうに感じるほど荒々しい愛撫でした。
けれど私は、彼の指が動くたび、彼の舌を吸いながら激しく喘いでしまいました。

彼の指が体中に触れてきて、私は自分が全裸になっていることを自覚しました。
肩を抱いている彼の手が私の体を下にさげていきました。
私は床に座るのだと理解しました。
彼は床に膝をついた私を見下ろしながらズボンのチャックを下ろし、ズボンと一緒にトランクスを床に落としました。
皺になったワイシャツの間から硬くなったオチンチンが突き出ていました。

それまで私は付き合った男性に対しても、旦那に対しても、ほとんど口でしてあげることはありませんでした。
自分からしたいなどと思ったことはないし、求められても「したくない」と拒否してきました。
赤の他人。
けれど、セックスをすると約束した相手に求められている。

私は口を開け、舌を出しました。
苦いと感じました。
汗とオシッコの匂いがしました。
けれど私は動きを止めず、彼のオチンチンの先に舌を這わせました。
不思議と旦那に求められたときほどの嫌悪感は感じませんでした。
求められるまま、何度も裏筋に舌を這わせました。
出しっぱなしの舌から唾液が垂れても続けました。

「タマを吸え」と言われて、唾液にまみれたタマを口に含みました。

先を口の中に入れて舌を動かし、苦しいと感じた場所よりも深く咥えました。
仁王立ちになった男性の前に全裸で跪くような、誰にもしたことがないほど恥ずかしい姿でオチンチンを舐め続けました。
どのくらい舐めていたのかはわかりません。
私の腕を掴み上げた彼が、私をベッドに仰向けにするまで続けていました。

彼は私の足と腰を引っ張って位置と姿勢を調整しました。
私はベッドの端で開脚する姿になり、彼の頭が私の足の間に入っていくのを見ていました。
明るい部屋の中で、見知らぬ男の目の前で開脚している自分。
恥ずかしさを感じるよりも早く、突き抜けるような快感が体と頭を駆け上がりました。
ジュルジュルという恥ずかしい音までが気持ち良さを増幅していきました。
私は広げた両手でシーツを掴み、顔を左右に振りながら喘ぎました。
彼は硬くした舌を押し付けるようにクリトリスを舐めたり、唇を押し付けて吸い込んだりを繰り返しながら、指で穴の回りを撫でたり挿入したりしていました。
私は信じられないくらい感じてしまい、中で指を曲げられただけで叫びそうになりました。

数分後には力が入らないくらい疲れ切り、汗まみれになりながら獣のように声を出していたと思います。
指でイキそうになると指を抜かれ、舌の刺激だけを与えられ、クリトリスでイキそうになると舌を離されて指を挿入されました。
気持ち良くて、苦しくて、イキたくてイキたくてしょうがなくなった頃、彼が体を起こして私を見下ろしました。
刺激が無くなった後も、息をするたびに小さく喘ぎ声が漏れていたのを覚えています。

湯気が立ちそうな熱い彼を見上げながら、私はして欲しくてたまらない気分でした。
足の間には硬くなったオチンチンがありました。
彼は私の左手首を掴み、オチンチンを握らせました。
私は彼が私の足の間でコンドームの袋を破るのを見上げながら、手の中のオチンチンを上下に扱いていました。
コンドームがオチンチンに被さっていくのを見ながら、早くして欲しいと思っていました。
だからクリトリスを擦るように刺激するオチンチンに向かって、彼に言われるまま恥ずかしい言葉を言い続けました。

「オチンチンをください」
「オチンチンを入れてください」
「おマンコにチンポを入れて掻き回してください」

恥ずかしさよりも欲しい気持ちのほうが強く、はしたなくおねだりしました。

彼のセックスは激しかったです。
ベッドのスプリングで、まるで体が跳ねるような気分でした。
両足を彼の方の上に抱えられ、ピストンのたびに息苦しくて、ピストンのたびに気持ち良くなりました。
四つん這いにされると手で体を支えられなくて、自らお尻を突き出すような姿勢になりました。
彼は私の腰を引き寄せながら腰を打ち付けてきました。
腕を握って引き寄せながら激しくピストンし、髪の毛を掴んで私の体を反らせながら私の中を掻き回しました。
私は髪の毛の痛みすら気持ちよく感じるほど喘いでいました。
彼は色んな体位で私を抱きました。
乳首を抓りながら、髪の毛を引っ張りながら、お尻を叩きながら快楽を与えてくれました。
一度イッてもピストンをやめてくれず、私は口からも涎を垂らしながら何度も何度もイキました。
彼が射精する頃には、半分気を失ったような、狂ったような、朦朧とした気分になっていました。